オオクワガタの産卵セットを組んだのに産卵しない。
全然産卵しなくて困っている。という方に必見!
オオクワガタが産卵しない場合の対策方法をご紹介します!
オオクワガタが産卵しない原因
産卵セット組んでオオクワガタが産卵しなかったら少し焦りが出てきますよね。
せっかくオオクワガタを買ったのにとか、累代したいのにとか。
どうにかしてオオクワガタを産卵させたい!と思っているなら原因を知って解決策を見つけましょう!
産卵しない原因
全部で6つあると考えています。
1つずつ詳しく説明していきます!
○1つ目 オオクワガタが成熟していない
オオクワガタが成熟していないと産卵することができません。
♂、♀共に成熟していることが必須です!
羽化してから3ヶ月以上、6ヶ月以上の個体が望ましいです。
自分がブリードしたオオクワガタは羽化後4ヶ月くらいで産卵できました。
個体差があるので6ヶ月以上経っている個体であればほぼ成熟していると思います。
2つ目 オオクワガタのペアリング(交配)できていない
♂と♀がペアリング(交配)していなければ産卵することができません。
少しHな話になるかもしれませんが、人間に置き換えて考えてもらえればわかりやすいと思います。
オオクワガタはおとなしいので比較的簡単にペアリングすることができます。
オオクワガタのペアリングについて書いている記事があるのでよければ参考にしてください!
⇨オオクワガタのペアリング、初心者でも出来る超簡単なやり方とは?
3つ目 産卵セットを管理する温度が悪い
オオクワガタの♀が産卵できる温度帯ではない、温度が高い・低いなど。
温度が低ければ、オオクワガタ自体の活動が鈍くなるので産卵しない傾向にあります。
産卵セットを管理する温度は25度くらいがベストです。
自分が管理しているブリードルームは25度に設定していて、産卵できています!
25度前後であれば問題ないかと思いますね!
産卵セットについて書いている記事があるのでよければ参考にしてください!
4つ目 産卵セットの環境が悪い
オオクワガタの♀がマット、もしくは産卵木が気に入らない場合があります。
自分の所でもありました。
産卵マットを気に入らないことよりも、
産卵木を気に入らないパターンが多い傾向にありますね。
オオクワガタは産卵木に産卵します。
たまにマットに産卵する♀もいますけどね笑
自分の所ではオオクワガタの産卵木は基本バクテリア材かニクウスバタケ材を使用しています。
ニクウスバタケ材の方が多いかな。
産卵セットを組む際は1本で、産まなければ産卵木を入れ替えています。
ブリードを始めた時は産卵木を2本入れていました。
2本のうち♀が好む産卵木に卵を産みつけます。
オオクワガタの♀は好まない産卵木は少しかじって放置するか、全くかじらずに放置するかです笑
一度放置された産卵木に今の所産んだことないんですよね。。
1本しか入れていなくて産卵しない場合は、産卵木が♀の好むものではない可能性があります。
その場合は産卵木を入れ替える、もしくは追加することで産卵の可能性が高くなります。
5つ目 産卵セットを組んでいる時期が悪い
オオクワガタは体内時計で時期を把握していると言われているので、
産卵セットを組む期間が悪いと産卵しない、スイッチが入らないことが多いです。
産卵に最適な期間は5月〜9月まで。
この時期が産卵しやすい時期になります。
この時期以外に産卵セットを組んだことがないので、
自分が経験したわけではないのですが、ずっとオオクワガタのブリードをされている方も9月が限界だと言っていました。
この時期を過ぎると冬眠、越冬の時期になります。
時期以外で産卵させているブリーダーさんがいるとも聞いたことないですね。
オオクワガタの越冬のさせ方の記事も書いているのでよければ参考にどうぞ!
6つ目 オオクワガタの個体の問題
上記5つの問題を解消しても産卵しない場合は、オオクワガタ自体に問題があると考えた方がいいかと思います。
見ている限りでは元気だし、問題なさそうに見える場合でも、生殖機能が悪いなどの問題もあるんです。
こうなってくるとオオクワガタの産卵自体を諦めるのが無難ですね。。
自分の所でもあったのですが、
飼育部屋の温度管理、産卵木の入れ替え、違う♂とペアリングなどを試してもどうしても産まないオオクワガタがいました。
ブリードしている方に聞くとオオクワガタ自体に問題があるのではないかと言われ、ブリードを断念しました。
試行錯誤するともしかしたら産卵できる可能性はあるのかもしれませんが、
どうしてもそのオオクワガタから産卵させたかったわけではなかったので諦めました。
オオクワガタ自体に問題があるとすれば、こちらからはどうすることもできないので、
諦めるというのが時間、お金共に無駄にすることはないのかなと思います。
普通に飼育して長生きさせてあげましょう!
交配しない方が長生きできますし!
オオクワガタ、2年目の個体は産卵数が減少する?
飼育して2年目以上のオオクワガタは産卵数が減少する傾向にあります。
これも個体差はあると思います。
自分の所で飼育しているオオクワガタのデータを参考にして表を作りました。
1年目 | 2年目 | |
---|---|---|
産卵数 | 30前後(卵、幼虫) | 5程度(卵、幼虫) |
オオクワガタの能勢YGに関しては
昨年2020年は30ほど卵、幼虫を産みましたが、
2021年は卵、幼虫合わせて3でした。
同じオオクワガタでもこれだけの差がありました。
そして2年目のオオクワガタ♀は産卵しなかったパターンもありました。
これらを踏まえると2年目のオオクワガタは産卵数が減少する傾向にあると考えるのが妥当かと思いますね。
もしオオクワガタを産卵させたいのであれば、羽化して1年未満の個体を使うことをおすすめします!
まとめ
生き物を飼育するのは難しいですね。
見た目ではわからないことばかりです。。
会話できればいいなぁと思うことが多々あります笑
当たり前のことなんですが、産卵セットを組んでみないと産卵するのかどうかがわからないんですよね。
初めから産卵しないオオクワガタだとわかれば労力も時間もお金も無駄にしないんですけど、
そういうわけにはいかないのでブリードは難しい。。
オオクワガタの産卵しない場合に確認することは
・成熟しているか
・ペアリングできているか
・産卵セットの温度は25度をキープしているか
・産卵セットの環境はどうか
・産卵セットを組んでいる時期は合っているか
の5つ。
産卵しない場合には6つ目のオオクワガタ自体に問題があるというので納得するしかないです。
どう足掻いても産卵しない時はしないんで。
これもブリードやっていると仕方ないです。
産まない子はほんと産んでくれないです。
何しても産んでくれない。
諦めも肝心ってことです。
そんな子は長生きさせて可愛がってあげてくださいね!
ここで説明したのはあくまでもそのような傾向にあるというのと
自分が経験したことを記載しているので
全てがこの通りというわけではないのでそれだけはご理解ください。。
もっと他に産卵しない原因があるかもしれませんし、
2年目に産卵数が増えるオオクワガタもいるかもしれません。
なのであくまでも参考として見てもらえると嬉しいです!
それではまた!